音楽って素晴らしい!
家事代行サービスお助けママの鈴木です。
久しぶりのブログが、家事とは関係のない話で恐縮ですが、私は、音楽も映画も好きなので、音楽の力を描いた映画にはめっぽう弱いです。
一昨日の夕刊で「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」という映画の記事を見て早速見に行きました。
第二次大戦下、イギリスの一家庭に預けられたユダヤ人の天才少年ヴァイオリニストが、演奏会当日に突然姿をくらまし、35年後に現れるまで何をしていたか。
演奏会直前に、離れて暮らしていた家族全員が、ホロコーストの犠牲になったことを知り、ヴァイオリンと共に、鎮魂という簡単な言葉だけでは説明もつかないとは思うのですが、そのような旅に出たという話です。
どうして家族が犠牲になったことが分かったかというと、ホロコーストの犠牲者はあまりに多く、その名前を覚えておくために、亡くなった人の名前を歌にして口伝しているのです。ラビが歌ったあの歌以上に魂に響く歌があるだろうかというような歌でした。
そして最後に、35年前に開催されなかった1回限りの演奏会を開くのですが、また、その演奏の、なんと心に響くことか。
実際にはレイ・チェンというヴァイオリニストの演奏でしたが、数年前にこの人の演奏を聴きました。ヴァイオリンの音と私だけが世界から切り離されたような感覚に陥りました。よっぽど集中したのだと思います。音楽って素晴らしい!
あれ以来演奏会のたびにあの感覚をもう一度と思うのですが、集中力の低下とともに、全然です。